会長メッセージ

2009年 - 第29回定期総会を終えて!
アジア連帯委員会(CSA)会長 大木 明石

2009年10月19日


 第29回定期総会は、去る9月26日午前10時30分より、新事務所のある港区芝の興和三田ビルの会議室において、多くの会員のご参加を得て盛大に開催いたしました。

 総会には、来賓として連合より大塚総合組織局長、在日ラオス大使館よりシートン駐日特命全権大使のご出席をいただき、連帯と激励のご挨拶をいただきました。また、宇佐美顧問にもご出席いただき、アジア連帯委員会の歩んで来ました歴史を語っていただきました。ここに改めて心よりお礼申し上げます。

 総会は、お陰様で多くの会員の皆さんの建設的な討議により、2008年度事業報告、同決算報告の承認を得るとともに2009年度事業計画、同予算などを決定いたしました。改めてこの一年、アジア連帯委員会の諸活動に対し、連合をはじめ各構成組織、各単組並びに各支援者の皆さんの積極的なご支援ご協力をいただきましたこと、心から感謝とお礼を申し上げます。

 私は、第29回定期総会を終え新しい年度のスタートにあたり、これまでの活動を振り返りその成果と当面の課題についてふれてみたいと思います。
 ご承知のとおりアジア連帯委員会は、①第25次救援衣類を送る運動、②ラオスの小・中学校を建設する運動、③サンティパープ高校寮生支援事業の三大事業を積極的に推進し、昨年度は一定の成果を上げることができました。

 その一つは、第25次救援衣類を送る運動においては、約198トン(40フィートコンテナ17本)という、かってない衣類を集約することができました。このことは、アジア連帯委員会の運動が連合をはじめ各関係組織においてご理解をいただくともに、関係各役員のご努力によるものであると思います。

 その二つは、ラオスの小・中学校の建設運動では、昨年度19校目の建設にあたり遅れをきたしましたが本年7月に完成し、引き渡し式を無事終了しました。これは、学校建設の方法をめぐり若干の食い違いが双方に生じたことにより遅れたことでありましたが、当局との建設的な話し合いで無事完成したことは評価できると思います。

 その三つは、サンティパープ高校寮生支援事業です。この事業は、私たちの全額負担事業であります。建設から6年を経過し100名を超える卒寮生を送り出すことができました。そのうち4名が日本に留学しております。日本とラオスの交流が更に前進するために重要な事業となっております。

 その四つは、ワーキング・スタディ・ツアーであります。これは、学校建設、衣類を送る運動のチェック機能をもっており、今日まで大きな役割を果たしております。つぎに当面する諸課題についてふれてみたいと思います。

 つぎに当面する諸課題についてふれてみたいと思います。
 その一つは、組織内部体制の強化について、アジア連帯委員会はこれだけ大きな組織になりました。①執行部と会員の関係明確化、②三役体制の確立、③個人会員制度の確立など現状の組織体制に見合う規約の改正などが必要になっていると思います。

 その二つは、ラオスの小・中学校の建設運動について、この運動をさらに前進させるために、現在のラオス政府の関係窓口が労働省と教育省の二重関係にありますが、その窓口を一本に整理していく必要があります。時間がかかる作業ですがやり遂げなければなりません。

 その三つは、既存校の維持管理について、引き渡した校舎の老朽化などが進んでいます。校舎の早急な補修など維持管理のあり方について検討していく必要があります。また、既存学校の環境の悪さも指摘されていますが、これら学校への支援も急務となっています。

 その四は、募金活動について、既存の事業を推進するにあたってもまだまだ支援金は不足しております。私たちは、連合をはじめ各構成組織、各単組並びに各支援者の皆さんのご理解とご協力をいただくとともに、自ら運動の先頭に立って募金活動を展開していく必要があります。

 以上、これまでの運動を通じて幾つかの成果と諸課題について申し上げました。まだまだ中・長期的課題も含め多くの課題があります。私は、連合をはじめ各構成組織、各単組並びに各支援者の皆さんの積極的なご支援ご協力により、決められました事業計画を一歩一歩実践することにより諸課題を解決していきたいと考えております。今後とも変わらざるご支援とご協力をお願いいたします。

 終わりに「第26次救援衣類を送る運動」は、10月9日(金)をもって終了いたしました。集約された衣類は、昨年を上回る約200トン(40フィートコンテナ18本)にのぼりました。ご協力に心から感謝とお礼を申し上げます。ありがとうございました。

アジア連帯委員会(CSA)会長 大木 明石
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第26次救援衣類を送る運動への強力なご支援を!
アジア連帯委員会(CSA)会長 大木 明石

2009年9月3日


 残暑お見舞い申し上げます。会員各位におかれましては暑さに負けずお元気でご活躍のことと拝察いたします。

 さて、アジア連帯委員会(CSA)の三大事業の一つであります「第26次救援衣類を送る運動」は、受付期間であります10月5日(月)~9日(金)に向けて、連合を始め各構成組織、各単組並びに各会員、支援者の皆さんの積極的な取り組みが続けられております。

 昨年は、会員各位の積極的なご協力により、今までにない成果をあげ約198トン(40フィートコンテナ17本)が集約され、コンテナでラオスへ5本、タイに12本を送ることが出来ました。誠に有り難うございました。

 本年は、会員各位の強力な運動展開により、昨年を上回る成果を上げられることを心から期待を申し上げます。
 この「救援衣類を送る運動」は、今年で28年の歴史を刻んでまいりました。最初の頃は、集約した衣類をどのように梱包し、どのように貨物船に乗せ、どのように送り届けるか、そして衣類は本当に支援国に届いたのか、本当に生活困窮者に届いているのだろうかという心配事ばかりで、当時の役員の方々は大変なご心労があったと、「連帯20年史」は綴っております。

 それが今日では、アジア連帯委員会とラオス、タイ両政府との関係は、強固な信頼関係によって結ばれ、救援衣類は遅延なく末端地域の生活困窮者に行き届き、多くの人々に感謝されております。

 この信頼関係の構築は、アジア連帯委員会の歴代役員が、ラオス、タイ両政府と地道な「対話と行動」を積み重ねた結果であり、同時に毎年実施しているワーキング・スタディ・ツアーの参加者と両国国民との連帯行動並びに業務監査活動などが大きな役割を果たしてきたことによるものであります。

 現在「救援衣類を送る運動」は全国的に展開されております。運動を推進するに当たって、ときには先輩の皆さんが28年間積み重ねてまいりました歴史を振り返り、これからの運動展開に役立てて頂きたいと思っております。

 重ねて連合を始め会員並びに支援者の皆さんには、大変ご苦労をお掛けいたします。集約日に向けて更なるご支援をお願い申し上げます。

アジア連帯委員会(CSA)会長 大木 明石
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第19番学校引き渡し式を終えて
アジア連帯委員会(CSA)会長 大木 明石

2009年7月13日


 この度、アジア連帯委員会(CSA)がラオスに建設していた第19番目のターディンデンタイ村小学校がめでたく完成しました。その引き渡し式が去る7月1日、現地小学校で開催され、私をはじめ長石春彦事務局長、石川哲也神戸大学大学院教授も自主参加していただき、総勢3名が参加し、祝福するとともに無事引き渡し式を終えることができました。この他、この機会をとらえラオスでは10年前に建設したラドクウオイ村中学校の業務監査、また、救援衣料支援、遠隔地高校生支援(サンティパープ高校寮支援)今後の学校建設について関係省庁と協議するとともに意見交換をして参りました。

 タイでは、社会開発福祉省と救援衣料支援について協議をしてきました。
 ここに若干の報告と感想を申し述べさせていただきます。
 一つは、ラオス・タイ両国とも世界同時不況により、経済は停滞し雇用問題をはじめ国民生活は深刻な状況にあり、両政府その対策に懸命の努力を重ねております。その中で明るい材料は、ラオスでこの12月に南アジア9ケ国による陸上競技大会が開催される予定で、そのインフラ整備に国民総動員で取り組んでいました。陸上競技大会の成功はもとより国民生活の向上が期待されるところであります。

 二つは、ターディンデンタイ村小学校の引き渡し式であります。引き渡し式は7月1日午前10時より政府・地域行政関係者、先生、生徒、村人、建設関係者など約200名が集まり盛大に開催されました。アジア連帯委員会(CSA)に対し、多くの関係者より次々に謝辞が述べられました。それらを要約しますと、「アジア連帯委員会の支援でこのような立派な学校が建設されました。これからは先生、村民、行政など力を合わせて学校を守り、立派な子供たちが育っていくよう努力をしていきます。」ということでありました。それぞれに心温まる謝辞であり、この学校を村の宝として守り、育てていこうという参加者の強い意思が感じられました。本当にここに学校を建設してよかったと実感したところです。

 三つは、10年前に建設寄贈したラドクウオイ村中学校の業務監査であります。業務監査は、7月3日午後2時30分より地域行政関係者、先生、生徒、村人など約100名が参加し盛大に開催されました。ここでは、各関係者から「10年前に学校建設をしていただき感謝していることと、この10年間に素晴らしい立派な子供たちを育てることができました。」という謝辞と報告がありました。併せて来年度より中学が4年制になることから、校舎不足がおきその補充の学校建設の要望がありました。また、校舎の状態は、10年も経過すると相当傷んでいるのではないかと心配し、校舎内外をくまなく見てきましたが綺麗に整理整頓がされており、建設当初の校舎が維持されておりました。まさに村民、先生、行政関係者などが立派な子供たちを育てるために、学校を大切に使用していこうという心意気が強く感じられました。

 四つは、ラオス・タイ両政府との話し合いを行いました。ラオスでは、各省とも副大臣が対応され、教育省はサンティパープ高校寮支援について、保健省は救援衣料支援について、労働省は小学校建設について、タイでは、救援衣料支援について社会開発福祉省と具体的な話し合いを行いました。話し合いでは、これまでの経過を確認するとともに今後の事務的な方向性を確認しました。とりわけ差し迫っている救援衣料支援については、ラオス・タイ両国とも受け入れ態勢はできあがっていることを確認しました。これにより「第26次救援衣料を送る運動」の態勢は完全にできあがりました。昨年を上回る集約ができますよう各構成組織と会員の皆さまに心よりお願い申し上げます。

 おわりに、今回のラオス・タイ両国を訪問し関係省庁をはじめ多くの皆さんと話し合いを行いました。その結果、ラオスでの学校建設にあたってアジア連帯委員会と労働省と教育省との関係の整理、生徒に対するノート・鉛筆などの支援など幾つかの課題がでてきました。今後、企画委員会・常任理事会において、これまでの課題を整理し出来るものから運動として取り組んでいく必要があるのではと思っています。

 最後に、いよいよ「第26次救援衣料を送る運動」が始まります。各構成組織並びに会員の皆さんの積極的なご協力をお願い申し上げます。

<追伸> ターディンデンタイ村小学校の引き渡し式の模様は、ラオスのテレビ、そして「VIENTIAN TIMES」、「ラオス人民新聞」に大きく報道されました。

アジア連帯委員会(CSA)会長 大木 明石
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ビルマの民主化早期実現を!
アジア連帯委員会(CSA)会長 大木 明石

2009年6月10日


 私たちアジア連帯委員会(CSA)が小学校建設支援事業と救援衣料を送る事業を展開しているラオスの隣国ビルマ(ミャンマー)でいま大変なことがおきています。

 私たちはラオスの隣国ビルマで起きていることだけに見逃すことのできないことであります。
 ミャンマー軍事政権は、ビルマの民主化運動を積極的に推進してきたリーダーであるアウン・サン・スー・チーさんを長年にわたり自宅軟禁し、その運動を妨害してきました。最近、軍事政権は、自宅軟禁の期限が切れる日が近くなり、またもや「無許可で外部の者(同氏の自宅へ不法侵入して来た者)と接触した」として、難癖をつけて「国家防護法」違反罪で起訴しました。裁判は形式的なものとなり長期の軟禁刑が課せられるのではないかと予想されています。

 このことは、まさに多くのビルマ国民が目指す「自由と平和と民主主義」の国家建設運動に対する弾圧であり、人権無視の許すことのできない暴挙であります。

 世界各国は、この軍事政権の暴挙に対し、抗議をするとともにアウン・サン・スー・チーさんの拘束即時撤廃と民主化運動の保障を求める声明を発表し、具体的な運動を展開しています。

 連合は、すでに軍事政権に対し抗議をするとともに、①民主化運動に対する財政の支援、②政府への支援強化の要請、③世論喚起の街宣活動、④国際支援組織との連帯など運動を展開しています。

私たちアジア連帯委員会は、ここに改めて軍事政権の暴挙に対し、強く抗議するとともに民主化運動支援のために、連合と連帯し運動を続けていきます。

 ○用語解説<ビルマとミャンマー>

 武力で全権を掌握した軍事政権は、1989年6月国連に対し「ビルマ」から「ミャンマー」へ国名の名称変更を届けました。しかし、軍事政権を認めていないアウン・サン・スー・チーさんを含む民主化を求める勢力は、「ビルマ」使用するよう呼びかけています。民主化運動を支持する欧米諸国のメディアは「ビルマ」を使用し、国際労働組合総連合(ITUC)でも「ビルマ」を使用することを申し合わせています。連合でもこの申し合わせにより「ビルマ」を使用しています。

アジア連帯委員会(CSA)会長 大木 明石
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ラオスに初の鉄道開通を祝う
アジア連帯委員会(CSA)会長 大木 明石

2009年4月1日


 ラオスに3月5日、隣の国タイとつながる初の鉄道が開通しました。ラオスと私たちアジア連帯委員会とは、貧しい生活を送っている人々に「救援衣類を送る運動、小学校建設の運動」などを通して、深い関係にあることから、心からお祝いを申し上げたいと思います。

 開通したのは、ラオスの首都ビエンチャンの郊外タナレンからメコン川を渡り、タイ東北部のノンカイまでの3.5キロで、タイ国営鉄道が運営し、ディーゼル車両が1日2往復するということです。

 この鉄道建設計画は、1994年にラオスとタイ両国がメコン川に第1友好橋を完成したときから始まり、この間アジアの経済危機など多くの困難を乗り越え、総工費5億4千7百万バーツ(日本円で14億6千万円)をかけて開通にこぎつけました。それだけにラオス政府並びに国民にとっては喜びもひとしおであると思います。

 ラオスは、平地がメコン川沿いに限られており、これまで多くの物資輸送は河川交通が中心で鉄道は発展してきませんでした。

 ラオス政府は、この鉄道の開通によって、これまでの物資輸送のコストを約4割は削減できると予測するとともに、将来は中国やベトナムにも路線を拡大し、ラオス経済の成長発展を期しております。
私たちは、ラオスがこの鉄道の開通を梃子として、経済を一日も早く成長路線に乗せ、国民生活が向上することを心から期待したいと思います。

アジア連帯委員会(CSA)会長 大木 明石
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働く者の団結で09春季生活闘争の勝利を! CSA活動も本格的に動きだす!
アジア連帯委員会(CSA)会長 大木 明石

2009年2月16日


 いよいよ連合の2009春季生活闘争は開始されました。

 連合は、去る2月10日・日比谷公会堂に全構成組織の代表者を結集して、2009春季生活闘争開始宣言中央集会を開催しました。

 集会は、経営側の言う「景気は日を追って悪化しており、賃上げなどは到底容認できるものではない、まずは雇用をどうするかだ」と主張していることに対し、われわれ連合は「直近の経営環境は厳しいけれども、賃金引き上げは個人消費を刺激し、内需を拡大することでこれ以上の景気悪化を阻止しなければならない。賃金引き上げを自粛したからといって雇用を守れた例は皆無である。われわれは賃金も雇用も取りにゆく」と力強く宣言して闘争は開始されました。これによって各構成組織・各単組は要求を提出し本格的な交渉が展開されます。

 私たちアジア連帯委員会は、この連合の力強い「闘争開始宣言」を全面的に支持するとともに、全国の働く者が連合の下に団結して闘い、2009春季生活闘争が勝利することを心から期待するものであります。

 さて、年が明けて私たちアジア連帯委員会の諸活動も本格的に動きだしました。
 その一つは、新春早々1月14日から9日間にわたり、メンバー8名をもって「2009ワーキング・スタディ・ツアー」を実施しました。
 (具体的にはホームページ「最新情報」参照)

 二つには、長石事務局長を2月18日からラオスに派遣し、小学校建設の現地確認、作業日程など具体的な詰めの作業を行ってきます。
 三つには、連合メーデー(4月29日)への出展作業の諸準備などを始めます。

 これら当面する諸活動を推進するため、近く企画委員会などを開催したいと考えております。
 会員の皆さんには、これからの諸活動に大変お世話になりますが、どうぞご理解ご協力をよろしくお願いいたします。

アジア連帯委員会(CSA)会長 大木 明石
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働く者の団結で09春季生活闘争の勝利を! CSA活動も本格的に動きだす!
アジア連帯委員会(CSA)会長 大木 明石

2009年元旦


 新年明けましておめでとうございます。

 連合、各構成組織、各単組並びに各会員、支援者の皆さんにおかれましては、良いお年をお迎えになられたこととお慶び申し上げます。昨年はアジア連帯委員会の諸活動に対しまして積極的なご支援ご協力を頂きまして誠にありがとうございました。心から感謝とお礼を申し上げます。

 さて、私は新年にあたり二点のことを申し上げご挨拶とさせて頂きます。
 その一つは、新しい2009年は厳しい年になることが予測されます。すなわち世界経済は、米国のサブプライムローン問題が引き金となって、世界同時金融危機を招き、いまや世界同時不況の様相を呈しています。一方、日本経済は、この影響を受けて景気は失速し、企業業績の悪化、生産の縮小、雇用の悪化、消費の縮小などマイナス面が拡大してきています。なかでも雇用の悪化は深刻な状況にあります。

 このように厳しい情勢の中で連合、各構成組織、各単組の皆さんは連合の「愛のカンパ」を通して、また支援者の皆さんは直接アジア連帯委員会に、私たちの運動をご理解いただき、温かい気持ちをもってカンパをして頂くわけであります。私たちは、従来にもましてカンパをして頂いた働く仲間の皆さんの心を大切にして、三事業の目的達成に向けて運動を強化していきたいと考えます。

 その二つは、私は昨年11月16日より7日間にわたり、長石事務局長、太田ルックユニオン書記長の3名で、ラオス、タイ両国を訪問してきました。
 その目的は、ラオス、タイの両国の事業監査(1)第25次救援衣料の業務監査(ラオス・タイ)、(2)サティパープ高校生の寮視察(ラオス)、(3)小学校建設事業の確認ラオス)と新会長就任挨拶でした。

 私は、両国政府(各省庁)に対して、第28回総会で決定した(1)救援衣料を送る運動(ラオス、タイ)、(2)小学校建設支援事業(ラオス)、(3)遠隔地高校生支援事業(ラオス)の三事業を今後も継続して行うことを伝え、これを確認しました。そのうえにたって長石事務局長より(1)小学校建設事業については、昨年建設不履行に終わった第19番目校の建設に早期に取り組む(ラオス)、(2)救援衣料を送る運動事業については、具体的な運送、管理など細部にわたり誤解をといて、スムースに事業が推進できる体制を確立した(タイ)、(3)サティパープ高校生寮食堂の屋根の修理を早急に行う(ラオス)などを確認してきました。このことによって、私たちアジア連帯委員会の本年度の運動は具体的に推進できる体制が確立されました。

 おわりに、私たちアジア連帯委員会を支え、ご支援ご協力頂いております、全ての皆さんのご健勝を祈念し新年のご挨拶といたします。

アジア連帯委員会(CSA)会長 大木 明石
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