会長メッセージ

2019年 - 会長挨拶
アジア連帯委員会(CSA)会長 澤田 和男

2019年10月17日


9月27日に開催された第39回定期総会において、前任の吉井眞之会長に代わり、会長に選出された澤田和男です。一生懸命頑張る決意でありますので宜しくお願いします。

アジア連帯委員会(CSA)の活動は、連合、会員組織および個人会員などからの物心両面の支えによって継続できています。今日までのご支援ご協力に感謝申しあげますとともに、引き続き宜しくお願い申しあげます。

現在、重点的に取り組んでいる「救援衣類を送る運動」「ラオス初等教育の改善(小学校建設・補修活動)」「ラオス高等教育の改善(サンティパープ高校生寮支援)」現状と今年度の取り組みの考え方について簡潔に紹介します。

1.救援衣料を送る運動

1981年から取り組んでいるこの運動では、毎年善意の集約である救援衣料を必要とする人々に配布しています。昨年度は段ボール8,315箱(40ftコンテナ13本)の救援衣料を集約し、ラオスとタイに送ることができました。今後もこの運動を継続するため、課題となっている衣料提供とその数に見合う輸送募金への協力などに、一体的に取り組むことにより、輸送資金の拡充に努めていきます。

2.ラオス初等教育の改善(小学校建設・補修活動)

1995年の第1校目建設からこれまでに小・中学校24校を建設し寄贈してきました。財政面から当面は、古くなった校舎を父兄の労務提供も求めながら計画的に補修することとしていますが、合わせて新たな校舎寄贈を目指した支援の輪を模索していきます。

3.ラオス高等教育の改善(サンティパープ高校生寮支援)

貧困などの事情によって進学が困難な生徒のために、寮を建設し生活と学業を支援することにより高等教育への道を拓くこととし、2002年の寮建設・寄贈から今日まで寮への支援を継続しています。在籍者は90名、これまでに卒業した人は450名に達し、総じて優秀な成績で日本への留学も果たすなど国を支えるリーダーとして成長しています。当面、この支援を続けるとともに、ラオス政府や学校関係者に対して自主運営の実現を求めていきます。

私たちの活動は、限られた地域と限られた内容に留まっているように見えますが、そこに住み、そこで学んでいる人達にとっては無くてはならないものとなっています。より多くの皆さんに、活動の内容を知っていただき、ご協力をいただけるよう努力していきますので、従来に増したご支援をよろしくお願い申しあげます。

アジア連帯委員会(CSA)会長 澤田 和男