会長メッセージ

2011年 - 第31回定期総会を開催
アジア連帯委員会(CSA)会長 大木 明石

2011年9月29日

アジア連帯委員会(略称CSA)は、第31回定期総会を去る9月22日に開催し、過去一年間の活動報告、決算報告などを承認するとともに、①28次救援衣類を送る運動、②ラオスでの小学校建設運動、③遠隔地高校生支援運動の3大運動と組織の拡大並びに財政の強化を中心とする2012年度活動方針、同予算などを決定しました。
 この一年間、運動の特出すべき成果では、UIゼンセン同盟カネボウ労働組合がCSAの「ラオスでの小学校建設運動」に呼応して、ここ数年にわたり組織内カンパ運動を展開し、予定された金額を集約したため、本年2月ヴィエンチャン県カシ郡パチャオ村へ小学校建設の契約調印を行い、3月より着工し8月に完成、引き渡し式が行われました。ここにカネボウ労働組合の積極的な運動に対し、心から感謝とお礼を申し上げます。

ワーキングスタディーツアーへの参加を

新年度直ちに取り組む運動は「28次救援衣類を送る運度」です。集約期間は10月3日(月)から7日(金)まで展開されます。今年も多くの救援衣類が集約されるのではないかと期待されています。また、毎年実施しております救援衣類の現状把握をするための「ワーキングスタディーツアー」を2012年1月に予定しております。各構成組織並びに各支援者の皆さんの積極的なご参加をお願いいたします。

東日本大震災への引き続きのご支援を!

東日本大震災と福島第一原発大事故から7ヶ月が経過しようとしています。いまだ行方不明者は4,000名以上(死者15,800名以上)をこえ、復旧、復興への体制はようやく著についたばかりであります。全国民が被災地の皆さんとともに息の長い闘いが始まります。各構成組織並びに各支援者の皆さんの息の長いご支援を心からお願いいたします。私たちは、「連合災害対策カンパ運動」に連動し組織内外においてカンパ活動に協力します。

連合の災害対策カンパ活動に連動し、組織内外においてカンパ活動に協力します。

  • カンパ振込先
  • 中央労働金庫 本店 普通 NO.3581543
    連合東北地方太平洋沖地震救援カンパ
    事務局長 南雲弘行
アジア連帯委員会(CSA)会長 大木 明石
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第28次救援衣類を送る運動へのご協力を!
アジア連帯委員会(CSA)会長 大木 明石

2011年8月23日

アジア連帯委員会(CSA)は、昨年9月に第30回定期総会を開催し、①第28回救援衣類を送る運動、②ラオスでの小学校建設、③遠隔地高校生支援、④CSA30周年記念行事の開催などを柱とする運動諸方針を決定し、これまで運動を展開してまいりました。

 この間、3月11日の未曾有の東日本大震災により、6月に予定しておりましたCSA創立30周年記念行事は残念ではありましたが、中止をいたしました。このことは、事の重大性からみて当然の対応であったと思っております。

 さて、今年度の運動期間もいよいよ最終になってまいりました。そして暑い夏と一緒に始まるのが「第28次救援衣類を送る運動」です。昨年は、各構成組織並びに各支援者の皆さんの積極的な運動により、多くの「救援衣類」が寄せられました。心から御礼を申し上げます。本年は、救援衣類の送り先として、タイ、ラオスに加えカンボジアにも送ることにいたしました。

 このような運動の輪は、年々拡大をしており各構成組織並びに各支援者の皆さんの取り組みに対し、心から感謝を申し上げます。一方、運動の輪が大きくなりますと課題も出てまいります。それは、日本から3カ国に送る「輸送費」に上昇です。このため本年度からは、各構成組織並びに各支援者の皆さんに対し、「救援衣類」と「輸送費」をセットにしたご支援をお願いすることにいたしました。ご理解とご協力を心からお願いいたします。

東日本大震災への引き続きのご支援を!

東日本大震災から5カ月が経過をいたしました。いまだ行方不明者は4,800名以上(死者15,600人以上)をこえ、復旧、復興の体制はようやく緒についたばかりであります。日本の全国民が被災地の皆さんとともに息の長い闘いが始まります。各構成組織並びに各支援者の皆さんの息の長いご支援を心からお願いいたします。

連合の災害対策カンパ活動に連動し、組織内外においてカンパ活動に協力します。

  • カンパ振込先
  • 中央労働金庫 本店 普通 NO.3581543
    連合東北地方太平洋沖地震救援カンパ
    事務局長 南雲弘行
アジア連帯委員会(CSA)会長 大木 明石
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東日本巨大地震災害支援の訴え
アジア連帯委員会(CSA)会長 大木 明石

2011年3月15日


3月11日(金)午後2時46分頃三陸沖を震源とする巨大な地震が発生しました。
 この巨大地震は、マグニチュード9.0という国内観測史上最大のものであり、宮城県北部で震度7を記録したほか、東北、関東各県でも震度6以上となって、北海道から西日本の広域で大きな揺れを引き起こしました。

 そして、地震発生直後から、東北、関東地方の太平洋側に、かって経験したことのない大津波が到達し、広大な沿岸地方に甚大な被害をもたらしました。
私は、アジア連帯委員会を代表し、思いもよらない災害で人命を奪われた犠牲者に心から謹んでお悔やみ申し上げます。同時に、地震、津波で被災された全ての被災者に心からお見舞いを申し上げます。

 今は何よりも、多くの家屋や住居を失い、ライフラインの断絶とも合わせて、避難所での生活を余儀なくされている被災者への支援を急ぐことが必要であります。加えて、多くの行方不明者について一刻も早い救援活動が行われることを願うものであります。
この地震は、原子力発電所などにも大きな被害を与え、多くの国民に不安を与えております。

 政府は、万全の対策を講じるとともに、改めて情報公開の徹底を図るとともに、関東地域での電力供給不足による計画停電の混乱を最小限に食い止め、国民生活の混乱と不安の解消、国民生活の安全・安心の確保に全力を挙げるよう強く要請するものであります。
この事態はまさに国難であります。私は、アジア連帯委員会の構成組織並びに各支援者の皆さんに対し、友愛と連帯の精神のもと一致結束し、救援、復旧活動に全力を挙げて取り組むことを訴えるものであります。

 具体的には、アジア連帯委員会として、組織力を「連合活動」に連動させ、当面次の行動をお願いいたします。

緊急カンパ活動

連合の「緊急カンパ活動」に連動させ組織の内外においてカンパ活動に協力します。

  • 期間  2011年3月14日より4月28日まで
  • 振込先 中央労働金庫 本店 普通 №3581543
    連合東北地方太平洋沖地震救援カンパ
    事務局長 南 雲 弘 行
アジア連帯委員会(CSA)会長 大木 明石
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年頭のごあいさつ
アジア連帯委員会(CSA)会長 大木 明石

2011年1月元旦


 新年明けましておめでとうございます。

 連合、各産別、各単組の団体会員並びに各支援者の皆さんにおかれましては、良い新年をお迎えになられたことと心からお喜び申し上げます。昨年は、アジア連帯委員会の諸活動に対し、積極的なご支援ご協力をいただき誠にありがとうございました。

 さて、新しい年は私たちにとって厳しいことが予測されます。

 国際社会では、低迷する世界経済をどう回復させるか、地球に優しい環境問題、世界平和の実現に向けた核軍縮・不拡散、貧困、格差解消など多くの課題が山積しており、これらの課題解決に向けた各国の積極的な努力が求められています。

 一方、わが国では、少子高齢化と人口減少社会が到来するなか、先行き不透明な雇用問題や格差問題、社会保障の将来不安など多くの困難に直面しています。こうしたなか、公正で活力ある社会への展望を切り開くため、民主党菅政権の強いリーダーシップが求められています。

 このような環境のなかでアジア連帯委員会は4月18日に創立満30周年を迎えます。

 私は、これまでご支援をいただいた連合をはじめとする各構成組織並びに各支援者の皆さんに対し、心から感謝とお礼を申し上げたいと思います。6月初旬には、ささやかではありますが、「30周年感謝の集い(仮称)」を開催させていただきます。その節は、ご支援ご協力を切にお願いいたします。

 アジア連帯委員会の2011年度の運動は、昨年9月末の第30回定期総会開催から3ヶ月を経過いたしました。この間、運動の大きな柱である「救援衣類を送る運動」におきましては、多くの構成組織並びに各支援者の皆さんから積極的なご支援ご協力をいただき、40フィートコンテナ約19本弱のこれまでの最高を集約することができました。そして、荷物はすでにタイ、ラオスに到着し倉庫に保管され、困窮者や自然災害にあった人々に配付されつつあります。ありがとうございました。また、カンボジアへの支援についても、年末に渡邉事務局長を派遣し、最終的な調整作業に入っております。

 運動は、これから1月の「ワーキングスタディーツアー」の出発、2月から3月には「22番小学校の引き渡しと23番小学校建設契約」へと展開されていきます。各構成組織並びに各支援者の皆さんには何かとお世話になります。変わらざるご支援ご協力を心からお願いをいたします。

 同時に私たちは、この30周年を契機とし、アジア連帯委員会を更に拡大発展させるため、組織の拡大の一貫として「個人会員制度」を確立しその発展を図ること、そして財政の確立のために、「救援衣類の輸送費」「小学校建設費用」「サンティーパープ高校寮生支援費」など、めりはりの効いた募金活動の展開を図らなければなりません。

 これらの運動は、各構成組織をはじめ各支援者の皆さんのお力がなければ達成することはできません。お互い力を合わせて頑張りましょう。

アジア連帯委員会(CSA)会長 大木 明石
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