会長メッセージ

2012年(吉井会長) - ご挨拶
アジア連帯委員会(CSA)会長 吉井 眞之

2012年10月


9月27日に開催された、アジア連帯委員会(CSA)第32回定期総会において、会長に選出された吉井眞之です。前大木明石会長同様に宜しくお願いします。

アジア連帯委員会の活動は、連合とその構成組織、会員組織および個人会員を始めとして多くの皆さんからの物心両面の支えによって進められています。今日までいただいたご協力に感謝申しあげますとともに、引き続き今後のご協力を宜しくお願い申しあげます。

アジア連帯委員会の前身「インドシナ難民共済委員会」が、1981年にインドシナ半島動乱によって発生した難民の救済を目的として結成されて31年が経過しました。その間に東西冷戦の崩壊、アジア地域の経済発展により情勢は大きく変化し、活動の見直しとともに「アジア連帯委員会(CSA)」と改称し今日を迎えています。

現在の主な活動を第32回定期総会で決定した「2012年度事業計画」から、紹介します。

  1. 救援衣料を送る運動
    貧困や自然災害などで苦しんでいるアジアの人々に「救援衣料を送る」運動を進めます。対象国はタイとラオスとし、カンボジアは今年度は見合わせることにします。
    [本年度の国内集約は終了し、40ftコンテナ14個(ダンボール箱約9,850個)を10月中旬にラオスとタイに向けて東京港から発送しました]
  2. 学校建設活動などラオスの初等教育改善
    1995年の第1校目建設から始まって、小・中学校23校を建設し寄贈してきました。本年度は新規の建設は事前調査と資金の積み立てに留め、既設校の修理など環境整備をします。
  3. 高校寮生支援
    ラオスにおける教育支援活動として、サンティパープ高校の寮生支援事業を行っています。
    貧困などの事情によって進学が困難な生徒のために、寮を建設し生活と学業を支援し高等教育への道を拓いています。寮生(約90名)は総じて優秀な成績で大学進学や日本への留学も果たしています。

私たちの活動は、限られた地域と限られた内容に留まっているように見えますが、そこに住み、そこで学んでいる人達にとっては無くてはならない存在となっています。

より多くの皆さんに活動の内容を知っていただき、より多くの皆さんにご協力をいただけるよう努力をする所存ですので、どうか宜しくお願い申しあげます。

アジア連帯委員会(CSA)会長 吉井 眞之
ページ上部へ