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2024.07.17 駐日ラオス大使館定例訪問

西麻布のラオス大使館入口   書記官(右から2人目)を交えて  ボウリング大会トロフィー

CSAの活動強化のひとつに、駐日アジア関係大使館との連携強化と拡充を挙げています。ワーキング・スタディ・ツアー時には在ラオス日本国大使館を訪問し、ラオス国内での取り組みや課題について共有、国内では定期的に駐日ラオス大使館を訪問し、教育・物資支援についてを中心に意見交換を行っています。

7月16日、鈴木副会長と山﨑事務局長で、昨年に引き続き駐日ラオス大使館を訪問しました。対応いただいたハッタコーン書記官とは、これまで2回お会いしていることもあり、ざっくばらんに意見交換をすることができました。訪問の目的は、この1年間の事業報告と今後の取り組みへのヒントをいただくことです。

書記官は「小学校建設」について大いに関心を示され、CSAが現在着工中のものを含めて26校の建設実績があり、その経費は会員組織の会費や募金のみから拠出していることに驚かれている様子でした。具体的な支援金額についても尋ねられましたので、この2年間で実施した2校の小学校建設、1校の補修、サンティパープ高校寮の運営費などを説明し、大使や参事官との共有を申し伝えました。また、救援衣類に代わる物資の選定について私たちの案を伝え、後日、返答をもらうことにしました。

おわりに書記官から、今後、何かお手伝いできることがあれば遠慮なく言って欲しいと心強い言葉も頂戴しました。来年は、日ラオス外交樹立70周年を迎える節目の年になります。CSAも引き続き、会員組織と連携を取り、現地が求める支援を検討し取り組んでまいります。

2024.07.08 ラオス留学生たちとの交流

  相互に質問タイム         9月の再会を約束して          日本語で星に願いを 

7月1日、独立行政法人 日本学生支援機構(JASSO)が運営する「日本語教育センター」を山﨑事務局長が訪問しました。ここでは、優秀な外国人留学生を積極的・戦略的に受け入れるために、日本留学情報の提供、日本語教育・進学予備教育の実施、留学生同士の交流推進等、留学前から留学後までを通じて支援をしています。

1983年以来今日まで、約28万人の留学生を受け入れていますが、9割以上はアジアの出身で、中でも、中国からの留学生が4割を占めます。また、国費による留学生は9千人程度で圧倒的に私費による留学生が多いことがわかります。訪問当日も共有スペースで、さまざまな国の留学生が母国語と日本語を交えながら談笑しているのを見て、とても微笑ましく感じました。

担当教諭より教室に案内をされ、今訪問の目的である、ラオス留学生との交流タイムが始まりました。まずは11名の学生たちから、名前、出身県、好きなスポーツや食べ物等、日本語で自己紹介がありました。これを受け山﨑事務局長から、CSAの組織概要と、5回の渡航で感じたラオスの印象を述べましたが、ラオス語で伝えられたらもっと盛り上がったかと…

ラオスの学生たちが勤勉であることはサンティパープ高校寮を訪問する度に痛感していますが、留学生たちも同様で試験を控えていることもあり、休みの日も勉強に明け暮れているそうです。先生から「皆さんサッカーが好きならチームを作ったらどうですか」の提案には、まんざらでもなく笑顔で応えられていました。実現できるよう応援したいです。

次代を担う若者たちが親元を離れ見ず知らずの地で、自分と家族、母国のために研鑽を積む姿には頭が下がります。ラオスの大きな課題に『教育』がクローズアップされていますが、少しでも改善できるよう今回お会いした留学生たちに期待をするとともに、CSA事業に掲げる「教育支援」を着実に進めていくべきとあらためて感じた次第です。