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2021.06.21 救援衣類支援 集荷日程再延期についての詳細

CSA「第37次援衣類を送る運動」集荷日程再延期について
 
                        
1. 再延期をせざるを得ない理由と現状

    新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響により、2020年夏以降海上輸送の前提となる、貨物船とコンテナの不足が顕著となり、現在世界中でその争奪戦が続いています。
    CSAは本年3月25日開催の評議員会の確認に基づき、救援衣類をタイ・ラオスへ10月に輸送する諸準備をすすめてまいりました。
    一方、2021年4月、5月に入りコンテナの逼迫状況はさらに厳しさを増し、海上輸送費も暴騰しています。
    国土交通省は日本発着の国際海上コンテナ輸送の需給の逼迫状況の改善に向け、荷主・船社・物流事業者に対し、コンテナの効率的な利用や輸送スペースの確保について協力要請文を発出するなどしました。
    しかし、現下の状況は専門機関の予測や、4月に開催された経済産業省主催の専門家会議でも論議され、年内の改善は難しいことが想定されています。 
    特に東京港は五輪・パラリンピック開催による特殊事情も重なり、CSAが予定している10月のコンテナ確保・確約の見通しがつかない事態となりました。
    このような現状と支援者(団体・個人)の事前準備や海上輸送の不確実性等を総合的に勘案し、2021年10月集荷の「第37次救援衣類を送る運動」は、「再延期」と致します。
    尚、小学校建設補修、高校生寮支援は継続的に推進します。

 
2. 救援衣類再延期に伴う代替支援について

   タイ・ラオスの担当省とは、救援(中古)衣類の輸送中止連絡と共に、両国で衣類の配布を予定していた支援が必要な人々に、CSAの現地コーディネーター等と連携し、当該国内でマスクを調達し配布する支援等を、代替的な対応として実施予定です。
以上