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2023.11.30 ルアンパバーンの魅力

 托鉢には幼い修行僧も       メコン川に沈む夕陽        ナイトマーケット    

11月28日付で、第26番目の小学校をルアンパバーン県に建設・寄贈する記事を書きましたが、今回は、ルアンパバーンの魅力について紹介します。小職は今年になりワーキング・スタディ・ツアーなどで3回訪れましたが、その都度、新たな発見があり喧噪感の無い雰囲気を楽しんでいます。

ルアンパバーンは、首都ビエンチャンから飛行機で約45分、ラオス北部に位置する、素朴な雰囲気を今も残す古都です。その穏やかで美しい街並みは、1995年に世界遺産に登録されました。日本でいえばさながら京都と言えるでしょうか。アメリカやヨーロッパからの、仕事を一段落したであろう年配のご夫婦をよく目にします。

ルアンパバーンの風物詩のひとつに「托鉢」があります。托鉢とは、僧侶が鉢を持って街中を歩き、人々から施しを受け回る修行のひとつです。早朝5時過ぎには、オレンジ色の袈裟に身をまとった僧侶や修行僧をあちこちで見かけることができます。観光客も見学や体験ができ、幻想的な雰囲気を味わえます。

その他、フランスの植民地時代に建てられた「王宮博物館」、メコン川の夕陽を拝める絶景スポット「プーシーの丘」、民芸品や織物が立ち並ぶ「ナイトマーケット」なども評判の高い観光名所と言えます。

「ラオスは聞いたことはあるけれど行ったことはない」の声が大半ですが、一度訪れるとその魅力にはまること間違いありません。私もそうですが、これまでのワーキング・スタディ・ツアー参加者のアンケートからも明白です。歴史と文化、美しい自然に触れてみてはいかがでしょうか?


https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=145Ee8OJNtg
 

2023.11.28 第26番目小学校建設調印式

   広大な建設地       UAゼンセン坂田副会長挨拶      参加者を一堂に会し    

11月24日、ラオスビエンチャン市内において、第26番目となる小学校建設に関わる調印式が行われました。本建設は、CSA会員であるUAゼンセンの絶大なるご支援により実現することができました。建設地は、世界遺産の街としても名高い、ルアンパバーン県中心部より車で約80分の山岳地、パクウー郡・ハドパン村になります。

調印式では、UAゼンセン坂田副会長より今日までのご尽力への感謝、組織で取り組んでいる社会貢献活動(ボランタス活動)の紹介、新小学校を寄贈できる喜びとそれが地域の発展につながり、子供たちの未来が拓けることへの期待等を述べられました。

続いて、CSA山﨑事務局長、ラオス教育・スポーツ省局長、ルアンパバーン県教育・スポーツ局長と挨拶は続き、その四者で建設に関わる詳細を明記したMOU(覚書)に署名と押印をし、小学校建設プロジェクトがスタートを切りました。建設会社の計画によると、2024年8月末までに完成、新学期となる9月より近隣の子供たちの受け入れを目指します。

二人の教育・スポーツ局長の話しを聴きあらためて確認できたことは、ラオスにおける教育の課題は多く、ここ数年では教員不足と教員の質の低下が挙げられています。また、小・中学校は義務教育でありながら、何らかの事情で通えない、あるいは、ドロップアウトしてしまう子供たちが散見されること、特に、地方部が顕著のようです。

新たな小学校の誕生がこれらの課題に対し少しでも改善のお手伝いとなり、来年の9月以降に予定する引き渡し式では、笑顔で小学校に通う子供たちと会えることを願ってやみません。