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2007.02.06 2007CSAワーキング・スタディー・ツアー

CSAの活動のあり方を検討するために実施しているワーキング・スタディー・ツアーが2007年1月18日から26日にかけておこなわれました。
 今年は11人が参加し、タイの東北部のコンケン県の自助定住地で高齢者や障害者の自立活動を視察するとともに、ラオスではCSAが一番初めに寄贈したクッサンバット小学校など、3つの小学校とサンティパープ高校寮などを訪問しました。
 訪問先では、地元関係者から活動状況の説明を受けるとともに、学用品を寄贈し、綱引き、ボール運び競争、折り紙の指導などを行い子供らとの交流を図りました.
訪問団は今年もタイ、ラオスの関係者に一層の自助努力を求めました。特にラオスの関係者に学校建設資材購入に伴う諸税の免除処置や学校建設募金、救援衣類募金への協力を求めました。
  CSAは、この求めに困惑の表情を見せる関係者に「日本においても簡単に寄付してくれるわけではない。同席している日本の皆さんは、皆さんのような人たちに何度も何度も頭を下げてお願いをし、協力してもらっている。皆さんにもできることは個人的にも政策的にも努力と協力をしてほしい」と訴えました。

 皆さんのアンケートには、「救援衣類などが役に立っており、CSAの活動が高く評価されていることがわかった」、「現状を見ると、いろいろと支援したくなるが、物を与えるだけでは彼らのためにならないことがよく理解できた」、「援助だけでなく自助努力を促す提言を行っていることは本当の意味での支援になっていると思う」、「ラオスではCSAに対する対応が想像以上に良かった」、「ラオスは、甘えすぎているのではないか・・・」などの声が聴かれました。
ツアーに参加したAさんは、帰国後1週間ほどの間に集会などを通じて100人ほどの人にツアーのようすを報告したそうです。またBさんの手紙には「人間の原点を見たような気がし、(自分たちが)すごく贅沢な生活をしているような気がしている」とありました。

2007.02.05 18校目建設に調印、6月末に完成

CSAは2007年1月25日、ビエンチャン県バンビエン郡ムァンソン村に小学校を建設する契約に調印しました。建設作業は2月から始まり、6月25日までに完成する予定です。この学校が完成するとCSA校は18校になります。

契約に先立って建設地を石崎事務局長らが訪問し、西日対策などについて現地関係者と協議を行いました。
ムァンソン村小学校は、ビエンチャンから約3時間、150kmほど北上した国道13号線沿いの村です。周辺には、桂林を思わせる山並みと、渓流下りができる川があります。このため外国人観光客も多いところです。また、戦争当時、米軍が使用した飛行場の跡があります。この飛行場跡は外国資本により整備され使用される計画があるそうです。村の人口は1300人ほどですが、飛行場が整備されれば人口は大幅に増えることが予想されます。

 学校には、老朽化した校舎と日本の宗教団体が寄贈した小さな校舎があります。小さな校舎は、幼稚園として使っているとのことです。
村ではCSA校舎の建設に当たって、机と椅子の作成費用の一部(約3500USドル)を準備するととともに、西日対策のため、校舎の西側に樹木を植えることを約束しました。