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2018.06.08 遠隔地高校生支援(サンティパープ高校生寮の運営)

              卒寮式の様子                              成績優秀者に記念品授与                       高校生寮の契約更新式

 
     5月30日、CSAの支援団体であるカネボウ労働組合ラオス視察派遣団8名と山岡事務局長、鈴木事務局次長(以下視察団)は、サンティパープ高校生寮を訪問し、卒寮式を行うとともに、寮生と交流しました。
 
    まず、視察団の瀬村団長が挨拶した後、寮官から「全国試験では、国語は1位(女子)、2位(男子)、数学2位(男子)、物理は2位(男子)、化学は2位(男子)と優秀な結果を納めることができた。勉強だけでなく舞踊やスポーツの練習、寮の清掃もしっかりやっている」との報告がありました。

     次に、校長が「ようこそサンティパープ高校生寮へ。契約更新して頂いたので、契約内容を守っていきたい。寮費の使途は、県と国へも報告している。CSAの支援のお蔭で、寮官はよく指導してくれ、上級生は下級生に得意な科目を指導しているので結果が出ている。3年生はこれから大学試験や留学試験を受ける予定」と述べました。
 
    続いて、山岡事務局長から挨拶、卒寮生30名全員にお祝いの品と、成績優秀者5名に記念品を手渡しました。
 
    その後、視察団の幸せを願うバーシーセレモニーが行われ、寮生によるラオス舞踊が披露され、一緒に舞踊を楽しみました。視察団はそのお礼として、フォークダンスの踊り方を見せた後、オクラフォマミキサーの音楽に合わせ、寮生と一緒にフォークダンスをしました。
最後に、寮の台所や寮生の部屋を視察し、全員で記念撮影をし、寮訪問を終えました。

     視察団は、寮訪問前に、ルアンプラバン県教育局を訪問し、「2018年~2021年高校生寮契約更新式」に出席しました。

 

2018.06.06 救援衣類を送る運動 ~男性用衣類が不足~

    パチャオ村小学校へ衣類寄贈                ラオス衣類倉庫での視察団                       タ イ衣類倉庫でスタッフと


      カネボウ労働組合ラオス視察派遣団・山岡事務局長・鈴木事務局次長(以下、視察団)は、5月28日、ラオス、ビエンチャン県カシ郡のパチャオ村小学校(23番目校)を訪問し、救援衣類5箱を引渡しました。
 
      翌5月29日、視察団はナオブッタ保健省長官を訪問し、意見交換しました。長官は、「昨年は6コンテナ送ってもらい、2コンテナは教育省に渡しました。昨年は大火事が多かったので、被災者に衣類を届け、大変喜ばれました」と述べました。その後、ラオス保健省の衣類倉庫を訪問し、トムサン秘書官、スリワン倉庫担当と意見交換し、衣類の在庫状況について確認しました。意見交換の中で担当は、「衣類を必要としている人にとって衣類は宝物。男性用衣類が少ないので送ってほしい」と述べました。
 
     5月31日、山岡事務局長、鈴木事務局次長は、タイ社会開発福祉省の衣類保管倉庫を視察し、ムカダ倉庫責任者、スティ-担当、ニチアック担当と意見交換しました。その中で担当は「送られた衣類の8割の仕分けが終わったので、リクエストのきている団体に順次配送する予定。男性衣類がまだ不足しているので送ってほしい」と述べました。



 

2018.06.04 カネボウ労働組合ラオス視察派遣団帰国

                         寄贈したパチャオ村小学校(23番目校)      持参したお土産を配る視察団
 

     5月26日~6月1日の日程で、CSAの支援団体であるカネボウ労働組合は、瀬村委員長を団長にラオス視察派遣団(8名)をラオスに派遣し、現地で寄贈校(パチャオ村小学校)の視察等を終え、6月1日(土)無事帰国しました。
 
     カネボウ労働組合は、2011年にラオスのビエンチャン県カシ郡にパチャオ村小学校(23番目校)を建設・寄贈しました。2012年の1年目点検実施以降は現地視察ができずにいましたが、今回、瀬村委員長が長年希望していた視察団派遣を実現することができました。

     5月28(月)、視察団は、早朝車2台で出発し、昼過ぎにパチャオ村小学校に到着しました。視察団は、お土産を校舎の前に運んだ後、職員室を訪問、郡長や校長と意見交換しました。この中で、瀬村委員長は「6年ぶりに訪問することができ、大変嬉しい。カネボウ労働組合は、CSAと連携して、今後も継続してパチャオ村小学校を支援していきます」と述べました。
     また、ソーシートン校長は、「小学校を建設して頂き、生徒もよく勉強するようになり、先生も頑張っているので、村の教育は発展しました。昨年の大きな台風で屋根の一部が飛んでしまったので、村で補修したが、まだ雨漏りしているので、屋根と天井の補修について支援してほしい」と述べました。
 
     その後、校舎内で、視察団が持参した兜を子ども達のそれぞれの頭にかぶせてあげると、みんなはにかみながらも大変嬉しそうでした。またクラスごとに折紙で紙飛行機の作り方を教え、雨天のため室内で飛ばしました。その後、雨も上がり、校舎の前で持参した「中古衣類5箱、文具・ボールセット等」を並べ、校長や生徒に手渡すことができました。

     さらに、校長先生の案内で、校舎の状況を確認しました。その結果、①天井から雨漏りしていること、②トイレが壊れて使用できないこと、③教室内や外の壁が汚れていること等を確認しました。

     なお、同視察団には、CSAから山岡事務局長と鈴木事務局次長が同行しました。