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2022.06.21 ラオス保健省を訪問しCSA事業の意見交換
駐日ラオス大使館 ラオス保健省
右 ソムポン参事官 ソムチット事務次官から
左 鈴木事務局長 マスク支援感謝状と楯の贈呈
アジア連帯委員会(CSA)は、ラオスへの支援事業として山岳地域や日常生活にも困窮する人々の救済を目的とした救援衣類の支援や、教育支援として義務教育さえ近隣に学校が無い為に学びの機会を失う子供たちの救済として小学校建設等の支援を40年余り継続して行っています。
コロナの感染拡大が改善傾向となったラオスが、5月9日から通常入国が可能となったことをうけて、CSAは現地に事務局長を派遣し、保健省並び教育省を訪問し情報交換と当面の支援に関する意見交換を行いました。現地訪問に際して事前に駐日ラオス大使館を訪ね、ラオスへの支援に関する事前の意見交換も行いました。
今回のレポートは救援衣類に関して保健省を訪問した際の概要を掲載します。
6月21日首都ビエンチャンにある保健省において、鈴木事務局長とソムチット事務次官の会談が行われました。冒頭事務次官からCSAが昨年行った救援衣類の代替支援としての不織布マスク150,000枚寄贈(2021年11月)に対する謝辞とともに、感謝状と楯が手渡され、その後、コロナ禍にある両国の現状と保健省に関係する支援について意見交換が行われました。この中で事務局長は、救援衣類輸送に関する現下の輸送問題に言及し、当面の支援のあり方等について実務的な協議が行われました。
事務次官は、「CSAの長年に亘る慈悲深い支援はラオス国内でも高く評価されており、昨年のマスク支援等、今日的な課題への支援を含む継続的な支援を期待します」と述べました。本省の会談を終え事務局長は、保健省倉庫に移動し管理責任者と面会し、事務次官と行った会談内容等を説明し、倉庫責任者からは支援物資の現状報告を受けました。
今回の一連の訪問により得られた現地の意向と情報は、今後のCSA事業に取り入れ、皆様からの各募金の有効活用を念頭に持続的な支援を着実に実行してまいります。
2022.06.13 ラオス・ナラオ村小学校建設・シンフォニアテクノロジー労組から協賛金受領
右・シンフォニアテクノロジー労組 右・シンフォニアテクノロジー労組
森岡委員長 吉留書記長
左・目録を受け取る澤田会長 左・鈴木事務局長
6月13日、東京芝CSA事務所にシンフォニアテクノロジー労働組合(電機連合)の森岡委員長と吉留書記長が来訪され、ラオス25番目の寄贈校となるナラオ村小学校新校舎建設の協賛金を受領しました。
森岡委員長から「ラオスの教育支援・小学校建設募金として金500万円、組合員の善意を寄付致します」と記載された目録をCSA澤田会長に手渡しました。
澤田会長から「組合員のみなさんからのこの度の善意に敬意と心から感謝申し上げます」とお礼を述べ、その後、鈴木事務局長から現在の新校舎建設の準備状況と着工から完成までのプロセス等について説明しました。
ナラオ村小学校の既存校舎は、CSA11番目寄贈校として2001年に建設しました。この近隣には他に小学校が無い為に、近隣の村から通う児童が増え、現在の校舎だけでは新入生を受け入れられなくなっていると、2020年のワーキング・スタディ・ツアーで訪問の際、校長先生から報告を受けました。さらに新校舎建設の要請を受け、CSAとしてこのプロジェクトを検討してきました。このたびシンフォニアテクノロジー労組の協賛を得て具体化することができました。
これまでの準備活動同様にラオスのコーディネーターと連携し、2023年の完成を目途にすすめます。