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2006.03.30 ラオスの小学校建設、今年は二校に ー セントラル硝子労組が全面協力! 

 3月10日開催の第143回常任理事会でラオスのナコン村とターフゥア村に小学校を建設することが決定されました。両校はCSAがラオスに建設する第16番目と17番目の学校です。ナコン村の学校はセントラル硝子労組さんにご協力いただくこととなりました。
 建設候補地の決定に当たっては、建設の必要性と村の自助努力の度合いなどを参考に、現地関係者と話し合い決定しました。
ナコン村はビエンチャン市内から20Kmほど北に離れたビエンチャン自治区ナーサイトン地区にあります。今回、建設要請のあった三つの小学校の中で生徒数が一番多く、教室が不足しています。学校建設に当たり村側もフェンス、門柱、門扉、水道の引き込み、柱の穴掘りの作業手伝いなどをしてくれることになりました。現地からの報告によると、村側の協力により鉄筋、セメント等の資材の値上がり分20%を吸収できる見込みです。工事は2月中旬に始まり7月上旬には完成する予定です。

 同校には現在254人の子供が通学しています。現在の校舎は老朽化しているうえに25人も入ったら一杯になるような教室が5室あるだけです。授業は二部授業です。新しい校舎ができても古い校舎はそのまま使うそうです。

 この学校の建設資金は、セントラル硝子労組さんより提供の申し出をいただきました。2月8日には同労組との間で覚書の交換をいたしました。

 セントラル硝子労組さんは2000年にルアンパバン県のホアナ村の学校建設にも協力を頂います。おかげさまで昨年、ホアナ村小学校を73人が卒業生しました。うち女子児童が38人占めました。残念ながら落第した9名は全員が男子だそうです。

 ラオスの義務教育は小学校の5年間です。約8割の子供が入学しますが、卒業するのは約半分です。ラオスでは今でも教育に熱心でない父兄がたくさんいます。特に女子に対する教育に理解が進んでいません。この傾向は地方に行けば行くほど強くなります。そうした中でホアナ村小学校の女子児童が卒業生の半数を占めたことは大変なことです。私たちにとっては非常に嬉しいニュースです。ここに改めてセントラル硝子労組さんに感謝申し上げます。

ターフゥア村は、ビエンチャン市内から120kmほど離れたビエンチャン県バンビエン郡にあります。村はナム・グム湖という湖に面しています。村人の大半が湖で獲れた魚を売って生計を立てています。ナム・グム第2ダムの工事が今年始まります。ダム建設にともなう水没地域からの人々の移住で村の人口が急増しています。現在160人の子供が通っているそうですが、対象地域からの移住が進むにつれて生徒数が倍近くに増えるのではと心配しています。また学校が出来れば現在、湖の中にある小さな島で生活している人々も移住してくるとのことです。現在2棟の校舎がありますがいずれも小さく、今すぐにも補修が必要な状況です。

 この村でもフェンス、門柱、門扉、水道の引き込み、机、椅子、グランド整備などで約8,900ドル相当の協力を約束してもらいました。

ターフゥア村は、ビエンチャン市内から120kmほど離れたビエンチャン県バンビエン郡にあります。村はナム・グム湖という湖に面しています。村人の大半が湖で獲れた魚を売って生計を立てています。ナム・グム第2ダムの工事が今年始まります。ダム建設にともなう水没地域からの人々の移住で村の人口が急増しています。現在160人の子供が通っているそうですが、対象地域からの移住が進むにつれて生徒数が倍近くに増えるのではと心配しています。また学校が出来れば現在、湖の中にある小さな島で生活している人々も移住してくるとのことです。現在2棟の校舎がありますがいずれも小さく、今すぐにも補修が必要な状況です。
 この村でもフェンス、門柱、門扉、水道の引き込み、机、椅子、グランド整備などで約8,900ドル相当の協力を約束してもらいました。