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2024.01.31 2024年 ワーキング・スタディ・ツアー報告 その2
寮生たちから大歓迎を受けて 和やかに歓談がスタート JILAF関口所長を囲んで
折り返しの1月23日、ビエンチャンから北部に位置するルアンパバーンに移動、その穏やかで美しい街並みは1995年に世界遺産に登録された古都であり、アメリカやヨーロッパからの観光客で賑わいます。早朝の風物詩である托鉢、クアンシーの滝、プーシーの丘など首都ビエンチャンとは異なった雰囲気に触れ、メンバーも満足な様子です。
公式訪問では、2002年より寮の運営支援を継続している国内屈指の優秀校サンティパープ高校へ。花束を持った歓迎ぶりに少々照れ臭い気もします。まずは先生から、これまでの物資・教育両面にわたる支援への御礼とこの1年間の報告を受けました。優秀な学生が多いことがよくわかります。また、学生たちとの会話では「皆様のご健勝をお祈りいたします」と大人びた流暢な日本語を話す学生が居て驚きました。聞けば、ネットなどを駆使して覚えたようで、勉学に向き合姿勢には感動します。
続いて訪問した県の教育・スポーツ省では、ボンジェット局長(国会議員も務める)より、このルアンパバーン県ハドパン村にCSA第26番目の小学校(UAゼンセンより寄贈)を建てることに対し改めて感謝の言葉と、村民も待ち望んでいるとの報告も受けました。建設状況については、定期的に現地コーディネーターより報告を受けるとともに、CSAとして5月に視察を予定、8月に完了、11月の引き渡し式を目指します。
2日間のルアンパバーンを終えバンコクへ。のんびりとしたラオスとは違い交通渋滞にはうんざりです。在タイ日本国大使館では鈴木書記官(連合アタッシェ)らとタイの経済情勢などについて意見交換をし、JILAFバンコク事務所では関口所長からJILAFの組織と活動についてご教示いただきました。また、CSAとして抱えている課題についてもアドバイスをもらいました。さらに連携することが相乗効果につながると確認でき、私自身、たいへん有意義な訪問となりました。
東南アジアへの渡航は、腹を壊して辛い思いをしたり、食べ物が合わず苦労する方が少なくないと聞いているものの、今回のメンバーはそれとは全く無縁で元気に楽しく8日間を謳歌しておりました。現地を見て聞いて、たくさんの気づきがあったことでしょう。ぜひ、組織でも活かしてほしいです。
こうして2024年ワーキング・スタディ・ツアーは無事に終了することができました。皆様のご協力に感謝申し上げます。なお、3月に詳細をまとめた冊子を発行いたしますので、併せて、ご覧ください。
2024.01.29 2024年 ワーキング・スタディ・ツアー報告 その1
玄関前で局長を囲んで 輪になって準備体操 紙飛行機作り体験
1月20日から27日まで『2024年ワーキング・スタディ・ツアー』を実施、7組織10名でラオスとタイを視察してまいりました。団員の多くは東南アジアへの渡航が初めてで緊張と不安を隠せませんでしたが、体調を崩すこともなく現地の文化や実情を肌で感じた有意義な8日間となりました。
首都ビエンチャンの3日間では、教育・スポーツ本省局長室にてカンパス局長と面談、サンティパープ高校寮への支援(今視察の後半に訪問)に対し感謝の意を述べられました。私は局長とお会いするのは3回目ですが、いつも気さくに声をかけてくれます。次に、在ラオス日本国大使館で古賀一等書記官よりラオスの魅力と現地情勢をうかがい、それに基づき経済やインフラ等について活発な意見交換をしました。私が印象深かったのは「ラオスは外国依存体質が強い国」という言葉ですが、ラオスの方たちとの会話の中でそれを感じることが多々あります。今後支援をしていくうえでのヒントとなりました。
午後からは、車で約1時間のところに位置するホンガム村小学校を訪問。ここは1996年にCSAが建設、その後、3回にわたって屋根などの修理をしています。メインは子供達との交流なので、サッカー班と折り紙班に分かれて自由に遊びました。広いグラウンドを裸足で新しいボールを追いかける子供たちは実に楽しそう、砂ぼこりまみれになったメンバーも達成感があったようです。次回は動きやすい服装にしましょう。
3日目となり、メンバーもより打ち解けた様子で笑顔が絶えません。ビエンチャン最終日の夕食は、メコン川が臨めるホテルの屋上でラオス料理とラオス産ビール「ビアラオ」で乾杯!皆さんチャレンジャーで辛いものも虫も口にします。アルコール量も会話も弾みビエンチャンの夜は更けていく・・・報告その2に続く。
※報告その2は、1月31日にアップします。