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2007.07.22 18番目のムアンソン村小学校 7月17日に引き渡し

CSAがラオスに建設する18番目の学校の引き渡し式が7月17日午前、行われました。場所は、ビエンチャン県バンビエン群ムアンソン村です。この地方は「ラオスの桂林」とも言われている風光明媚な観光地域です。

 校長らから感謝の言葉が述べられるとともに、「いつまでも大切に使う」とのあいさつがありました。

 石崎事務局長は生徒の代表らにノート、鉛筆、色鉛筆、バレー・ボール、サッカー・ボール、綱引き用のマニラロープなどを贈り、「村とラオスの発展のために役立ててほしい」と述べました。

 学校建設にあたって自助努力を求めた結果、今回の学校では、机、イス、戸棚などは村人の資金で調達しました。

2007.07.19 サンティパープ高校寮第3期生 - 初の卒寮式を実施

 2002年に開設したサンティパープ高校CSA寮(ラオスのルアンプラバン市)の第3期生の退寮式が7月19日午前9時過ぎから同校の研修室で行われました。式には、ルアンプラバン県の教育局の代表、教職員、夏休みを寮で過ごしている1,2年生らが出席しました。
 式では、石崎事務局長がCSAを代表して退寮証書を手渡すとともに、自作の詩を朗読して退寮生の前途を祝しました。一方、高校側から開校以来初の卒業証書が退寮生に渡されました。

 今回の退寮生は29名(式には23名が出席)です。ラオスでは高校生の卒業式を行う習慣がありません。このため、退寮式の意味が理解されず、05年と06年に卒業した1期生と2期生は退寮式が行えませんでした。
このような行事を行うのが初めてとあって、前日には、会場作りとともに式の予行練習が行われました。
 式後、昼食会が校庭で開かれ、歌や踊りで卒業にともなう退寮を祝いました。生徒らに歌を求められた石崎事務局長は、退寮式で朗読した詩に即興のメロディーをつけて歌いました。

 また、在ラオス日本大使館の桂大使からお祝いのメッセージをいただきました。桂大使のメッセージの全文は以下の通りです。

 サンティパープ高等学校の皆様、高校卒業おめでとうございます。
 本日、皆様が卒業後の退寮の日を迎え、勉学に励まれたこのサンティパープ高校の寮を巣立つことを衷心よりお祝い申し上げます。

 この喜ばしい日を迎えられたのも、ラオスの社会経済発展を願う日本のアジア連帯委員会の皆様が長年にわたり支援し、生徒達の活動を見守り続けて下さったからであると聞いております。
 この場を借りまして、手厚い御支援をいただきましたアジア連帯委員会の皆様にも深く御礼申し上げたいと思います。

 本日退寮される29名の皆様は、美しい自然と文化遺産に囲まれたルアンプラバン県での3年間の学校生活を終えて、今後様々な分野で御活躍されることと思います。皆様のこれまでの勉学への真剣な御努力を称えますと共に、皆様の前途に大いなる発展と栄光があることを願っております。

 教育とはすなわち人づくりであり、国の発展の礎となるものであります。皆様がこの校舎で学んだことを今後に生かすことにより、ラオスが一層発展し、何よりも皆様方自身が意義のある人生を送ることができるのならば、これに勝る喜びはありません。

 皆様がこれから一層の御活躍をし、希望に満ちた素晴しい人生を送られることを祈念して、私の祝辞とさせていただきます。
  平成19年7月19日
在ラオス日本国大使館
 特命全権大使  桂   誠

 

2007.07.10 ラオス高卒認定試験 ー 物理で1位、数学で2位に!

ラオスの高校卒業認定全国統一試験で、CSA寮第3期生のカムチャン・ソン君が物理で1位(写真右)、ヴィエンサイ・タオ君(写真左)が数学で2位になりました。両君とも将来はお医者さんになりたいそうです。
ラオスでは国が実施する高卒認定試験に合格しないと高校の卒業資格が得られません。今年も3期生29名全員が合格し、無事高校を卒業しました。

卒業後の進学先は国が成績などにより決めます。成績上位者から、大学または専門学校(教員養成所、コンピューター学校など)に進学するように支持されるそうです。7月19日現在では進学先が決まっていない状態でした。しかし、大半の寮生がビエンチャンの国立大学に進学することを希望していました。

なお、この試験で1、2期生からも国語などで1位になる生徒が出ています。