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2023.12.18 サンティパープ高校へ救援物資を贈呈

頼りになるコーディネーター   進んで搬入を手伝う寮生たち     先輩ヌーソン氏が贈呈    
右/チャオ氏   左/ヌーソン氏


今年度の事業計画にも謳っている中古衣類に代わる物資支援について、現地コーディネーターであるチャオ氏と
ヌーソン氏が、12月16日、ラオスでも屈指の優秀校でありかつてヌーソン氏も学生時代を送ったサンティパープ高校寮を訪れ、寮生にさまざまな物資を手渡しました。

学びたくても高校が遠くにあり通うことができない、家庭の事情で勉学を断念せざるをえないというラオスの深刻な教育状況を打破するべく、CSAは2002年にサンティパープ高校に寮を建設・寄贈しました。以来、寮の運営と学生たちの生活支援に積極的に取り組んでいます。

物資の中身については学生たちが必要とするものを事前に調査をし、今回は、
レトルト食品、インスタント麺、卵、缶詰、シャワーSOAP、サッカーボール等を届けましたが、軽トラの荷台に積んだ物資を学生たちが嬉しそうに運び、寮のスペースに箱を積み上げている画像や動画も届いています。

かつての中古衣類はその量が膨大であること等の理由から保健省を通じての寄贈のみでしたが、今回のように現地の状況ををよく知るコーディネーターと連携をすれば、きめ細かい対応ができ、贈る側にも贈られる側にもメリットが生まれるのではないでしょうか。年明けのワーキング・スタディ・ツアーの際に、寮生たちから感想を伺い今後の支援に役立てていきます。

CSAは、「救援物資事業」「小学校建設・補修事業」「教育支援事業」を3本の柱として進めています。併せて、これら事業を支えていくための募金活動も実施しています。詳細はこのHPにも掲載をしていますので、ご支援いただけたら幸いです。

2023.12.11 UAゼンセン オンライン報告会に参加

    報告会場        山﨑事務局長プレゼン     スクリーン

12月8日、団体会員であるUAゼンセンが定例開催している「ボランタスオンライン報告会」に山﨑事務局長が出席しました。UAゼンセンでは、社会貢献活動をボランタス活動と称し、阪神・淡路大震災が発生した1995年から今日まで、継続性をもって活動を展開しています。

本報告会にはUAゼンセンと連携をしている、シェア、ACE、シャプラニール、オイスカのNGO・NPO団体の代表者も参加、現地スタッフからの報告も交えて、それぞれの団体が進めている活動の紹介と、視聴者との質疑応答が行われました。

山﨑事務局長は『アジア連帯委員会(CSA)の主要事業と課題』というテーマでプレゼンを行いました。冒頭に、大半の方が未知の世界であるラオスの実情と魅力を紹介し、主要事業のひとつである教育支援については、先月、UAゼンセン・CSAとラオス政府の間で執り交わされた「小学校建設に関わる調印式」の模様などを画像や動画で振り返りました。

質疑応答では、若者に対する広報活動にInstagramやTikTokを取り入れることも一考という意見や、建設した小学校に子供たちを集めるためにどんな努力をするか、また、学校建設のプロジェクトに寄付金で支援をしたいがその方法を知りたい、というたいへん嬉しいメールもいただきました。

視聴者の中には、CSAの組織と活動を今回初めて知った方も少なくないと思います。今年度の活動計画にも謳っているように、CSA活動の説明機会を増やし諸事業について理解を広める取り組みを行うことは活動の充実強化につながります。これからも事務局として、CSAを身近に感じていただけますよう努力してまいります。