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2025.01.29 2025年ワーキング・スタディ・ツアー報告 その2

 子供たちとサッカー交流     帰国の安全を祈る        在タイ日本国大使館前
                  伝統的な儀式「バーシー」


1月21日からはビエンチャンから北部に位置するルアンパバーンに視察先を移動しました。
ルアンパバーンは1995年に世界遺産に登録された古都であり、町のいたるところに寺院があります。
その美しい街並みの故、アメリカやヨーロッパからの観光客が多く訪れています。

最初の公式訪問は、ルアンパバーンから80キロ離れたトンパンビライ村の小学校へ。
この小学校は2002年にCSAが建設した学校で2011年以来の訪問となりました。
現地では、100名あまりの子供たちが盛大に迎えていただきました。CSAからは、ノート・ボールペン・サッカーボール・バレーボール・折り紙等プレゼンし子供たちと交流しました。子供たちのキラキラした眼差しが印象に残りました。
 
続いては、ルアンパバーン県教育・スポーツ省へ。
局長のソウルデス氏からは、これまでの支援のお礼と政府も教育支援に力をいれているがまだまだ追いつかないので、引き続き支援のお願いがなされました。CSAの山﨑事務局長からは、この1年の活動の報告と引き続きの支援についての説明を行いました。
 
最後の訪問先は、2002年より寮の運営支援を継続している国内屈指の優秀校サンティパープ高校生寮へ。
先生からは、これまでの物資・教育両面にわたる支援への御礼とこの1年間の報告を受けました。また、学生たちとの意見交換では、困っていることや要望が数多く出されたので、できることから検討していくことを伝えました。

3日間のルアンパバーン滞在を終えバンコクへ。
在タイ日本国大使館では鈴木書記官他の皆さんとタイの経済情勢や雇用労働情勢について意見交換をし、JILAFバンコク事務所では関口所長からJILAFの組織と活動について説明を受け、これからのCSAの活動についてもアドバイスをいただきました。
 
ゆったりしたビエンチャン・ルアンパバーンから交通渋滞の激しいバンコクへと、あわただしいスケジュールでしたが、参加者全員8日間を過ごすことができました。
参加者の皆さんは、現地で観て聴いて多くの発見があったのではと思っています。今後の活動に生かしていただければと思います。
 
最後に、2025年ワーキング・スタディ・ツアーが無事に終了することができたのも、関わっていただいた多くの皆様のおかげと思っています。
皆様のご協力に感謝申し上げます。

2025.01.29 2025年ワーキング・スタディ・ツアー報告 その1

笑いが絶えないニューゲーム      公使と書記官を囲んで                フランクなAAR事務所

1月18日から25日にかけて『2025年 CSAワーキング・スタディ・ツアー』を実施、6組織10名のリーダーは、CSAが支援を継続しているラオスとタイへの視察に向かいました。CSAの事業が現地で役立っているのかを検証し、出会う皆さんと交流をするのが目的です。山﨑事務局長以外は初めてのラオス渡航であり、出発前から意気盛んな様子がうかがえます。

毎回のプログラムの中でも、好評なサンティパープ高校寮卒寮生20名との交流会では、翻訳アプリを駆使しながら、テーブルごとに会話が弾みました。かたことの英語でもなんとかなるものですね。そして、メインのゲーム大会は大盛況で、メンバーと卒寮生が一体となって、大いに笑いはしゃぎました。このゲーム、ラオスで流行る予感がします。年に1度、卒寮生が一堂に会し、CSAの支援に感謝をし、お互いを懐かしむこの企画はこれからも続けていきたいと思います。

翌日は2か所の公式訪問、在ラオス日本国大使館では、田坂公使と古賀書記官よりラオスの魅力と課題についてご教示いただきました。赴任間もない公使は、それまで在籍していたタイと比較をし「ラオスは貢献のし甲斐がある国、NGOの活動はラオス国民にとってインパクトがあると思う」という言葉が印象的でした。2年ぶりに訪れた難民を助ける会(AAR)では、岡山駐在員より身体的障害者支援について、映像を見ながら説明を受けましたが、観光スポットである地雷博物館を見学していたこともあり、一層、感慨深いものとなりました。

夕食は、メコン川の夕陽が臨めるホテル屋上で、ラオス料理と3日間の思い出話を肴に大好きなビアラオで乾杯!ビエンチャンラストナイトを満喫しました。そろそろ疲れが出る頃ですが、お互い親近感が生まれ、チームの結束力がより高まったと感じます。翌日は、薄暗い朝6時出発、新幹線で2時間揺られ、古都ルアンパバーンに向かいます。

その2に続く・・・