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2024.05.27 Laos Festival 2024

現地ナイトマーケット風に展示   お目当てのビアラオ発見!     センさんと友人と一緒に

5月25日~26日、代々木公園・イベント広場にて開催されましたLaos Festival 2024(ラオフェス)へ、CSA森前常任理事(連合)と一緒に足を運びました。コロナ規制が緩和された昨年より復活、今年で11回目の開催となります。会場には予想した以上にたくさんのラオスファンが詰めかけており、時折耳にするラオス語に、何故か懐かしさを感じました。

ラオフェス実行委員長の荒井氏(学校法人さくら高等学校理事長)はセレモニーの挨拶で、32年前に初めて訪れたラオスは電気もガスも水道もない生活であるにも関わらず、子供たちが輝き、家族の絆が強く、村が一体となって子供たちを育てていたことを体感し、小学校建設活動の意義を感じたそうです。以来、さくら小学校は8校の小学校を建設しています。

その後、会場内を散策すると、民芸品や食品販売の他、伝統舞踊・バーシー儀式の体験、ラオス語講座など60に及ぶブースが並び、ラオス本国からの出店もありました。『日帰りで行けるラオス』のキャッチコピーの通り、日本でラオスの魅力を知ることができます。私の一番のお目当ては、酷暑のラオスで活動する際に喉を潤してくれる「ビアラオ」です。現地価格の約4倍ではありましたが、美味しくいただきました。

在日ラオス人留学生協会のブースでは、昨年のワーキング・スタディ・ツアーの時にご一緒したサンティパープ高校寮生のOBであるセンさんとの再会が叶いました。国費で留学をされているだけありたいへん優秀で、日本語と日本の文化を勉強されているようです。教育の課題を多く抱えるラオスの将来のために、そして、センさんの後を継ぐ子供たちのために、若い彼の活躍を日本からも応援します。

2024.05.20 CSA寄贈 第26番目新小学校建設状況点検

 建設中校舎前で関係者一同       ナラオ村小校長先生たちと       蘇ったパホム村小校舎

5月16日付ニュースにも掲載の通り、今視察の目的のひとつである第26番目校(UAゼンセン寄贈)となるハッパン村新小学校の建設状況を点検しました。現地では、ルアンパバーン県教育・スポーツ局長をはじめ、ハッパン村村長、建設会社社長らが我々を出迎えてくれました。

昨年11月、UAゼンセン代表団と山﨑事務局長が下見に訪れた際は、整備されていない広大な土地が広がっているだけでしたが、12月から着工を開始し5つの教室と職員室、別棟に多機能トイレを含めた4つのトイレを建設している状況を見て、完成した際には村の子供たちが勉学に励み走り回る姿を想像すると嬉しくなります。

点検後のミーティングでは、局長と村長からあらためて感謝の言葉をいただき、合わせて、幼稚園児も一堂に会したいという将来像もお聞きしました。また、6月1日に村民や入学予定の子供たちと校庭に記念の樹木を植える計画があることも紹介いただきました。11月に予定している引き渡し式で、再びこの地を訪れることが楽しみです。

今回は、1年前に引き渡し式を実施したナラオ村小とクラウドファンディングで補修をしたパホム村小へも足を運びました。ナラオ村はその敷地に小学生から高校生までが混在しておりとても活気にあふれていました。一方、パホム村小は大自然に囲まれた小さな学校で、若い校長先生が好印象です。そして、懸案事項であった天井とトイレの修繕も確認することもできました。

3か所の小学校を見て回り、CSA事業のひとつ『小学校建設・補修事業』が子供たちが将来に希望を持てる役割を担っていること、地域社会の発展にも寄与していることをあらためて痛感した次第です。

2024.05.16 サンティパープ高校寮 卒寮式出席と契約更新

女子卒寮生による美しい舞い   成績優秀学生への記念品贈呈    寮契約書の調印を終えて

サバイディー♪(ラオス語の挨拶で時を問わず使える)
5月14日から18日にかけて、ラオスにて活動をしています。目的は、サンティパープ高校卒寮生30名の卒寮式への出席、その高校寮支援のための契約書の更新、CSA26番目となる新小学校の建設進捗状況点検の3点です。今視察にはCSA田中常任理事(UAゼンセン)が同行、ルアンパバーンに到着した時の2人の一声は「暑い!」

空港で、コーディネーターのチャオ氏、ヌーソン氏と合流し早速サンティパープ高校へ向かいましたが、今回も寮生や先生たちが列をなし我々を「サバイディー」と笑顔で迎えてくれました。また、とても綺麗な薔薇の花束をいただき少々照れ臭かったです。卒寮式では、校長先生と寮管理の先生の挨拶を受け、山﨑事務局長は「私たちの支援がこの寮で大いに役立っていることを嬉しく思います。学生たちが勉学に励み楽しく高校生活を送れることを日本より応援しています」と述べられました。

その後、卒寮生より歌や歓迎の舞が披露され、卒寮生全員にCSAロゴ入りのボールペンを贈呈、また、過日実施された試験でラオス国内トップを獲得した学生と優秀な成績を収めた3名には、記念品をプラスしました。残る時間を学生たちと私たちのコミュニケーションに充てたところ、日本にたいへん関心があることをあらためて痛感しました。支援していくうえでのヒントになると考えます。

明けて15日は、ルアンパバーン県教育・スポーツ局を訪問し契約書を取り交わしました。2024年7月から2027年6月の3年間、CSAとして運営面全ての支援を継続すること、学校と局がお互い連携し学生たちが安心して勉学に励むことができるようをサポートすることなどを謳ったものです。改善面としては、食べ盛りの学生たちのために少しですが食費をアップしています。お互い中身を確認し、局長と校長先生、山﨑事務局長の3名で署名をし(ビエンチャン本省である局長のサインは後日)無事に調印を終えました。