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2025.05.26 ラオスフェスティバル2025に参加



場内を流す伝統舞踏団 WSTメンバーも参加 早稲田大学サークルブース
5月24日、代々木公園イベント広場にて毎年この時期に開催をしている、ラオスフェスティバル2025に繰り出しました。今年は日本とラオスの外交関係樹立70周年に当たり、例年以上にラオスファンで賑わっていました。『日帰りで行けるラオス』をお決まりのキャッチコピーとしていますが、それだけ、日本からラオス国ヘの渡航が不便であることを象徴しています。直行便ができることを願ってやみません。
場内は、NGO・NPO団体、ラオス政府関連がラオス料理・民芸品の販売をする他、伝統舞踏や儀式など体験型のブースを含め60に及ぶ団体が出展をしており、収益金は小学校建設費として活用されます。そんな中、早稲田大学のサークルが運営している『学校建設・教育支援プロジェクト~スーン~』の学生たちと会話をすることができました。冬休み2週間、ラオス南部チャンパサック郡に建設した小学校の子供たちと交流を図っているそうです。「私たちは年越しラオスをします…」とても気になります。
本フェスに参加し、初等教育の必要性が当面の大きな課題であることを再認識しました。ハード面、ソフト面、並行して考えていかなくてはなりません。しかし、ラオスという国自体、さらには、現状を理解している人たちは残念ながらほんの一握りです。報道によると11月に愛子さまがラオスを訪れるようです。マイナーなこの国、でも、一度訪れたらくせになる魅力満載のラオスを、たくさんの方に知っていただけたら嬉しいです。
2025.05.22 CSA事務局ラオス視察 その2
ハッパン小へ贈呈 コアンティヌン小2年生 パホム小にて感謝状授与
サバイディー♬
ラオスルアンパバーン2日目は、小学校を2校訪問しました。午前中に、総会で確認したハンドソープ、そして、水筒、お菓子を持参し、昨年9月に開設したUAゼンセン寄贈ハッパン村小学校へ。デコボコ道に約2時間揺られた山間部の学校では、1年生が試験の合間を縫って物珍しそうに我々の周りに寄ってきました。
副校長先生を通じて1年全員に水筒とお菓子を配布、ハンドソープはトイレに置いてもらいます。水筒は初の試みで現地コーディネーターの発想によるものですが暑さ対策と衛生推進につながり、全生徒に配布できるよう検討を進めたいと思います。市内に戻り、次はJP九州労組が寄贈したコアティヌン小へ。ここでは、我々からひとりひとりにお菓子を配りましたが、子供たちの澄んだ瞳と、手を合わせ「コプチャイ」と返してくれるのはとても微笑ましいです。夜は、ルアンパバーン名物「ナイト・マーケット」にて、今後のイベントで必要とする民芸品などを調達しました。
3日目は新幹線でバンビエンに移動し、昨年、クラウドファンディングで集めた資金で天井とトイレの補修をしたパホム村小を訪れました。ここでは、ハンドソープとお菓子の配布の他に、約束をしていた扇風機も届けることができ、新学期を目処にクラスに2台ずつ設置をします。学校には村長とコミュティーの代表も駆けつけ、我々の功績に対し市の教育庁作成の感謝状を、校長先生より受けました。『あなたたちの美徳が教育・スポーツ省の記録簿に永遠に刻まれることを願います』と書かれています。
雨が上がり、夕食会場から外を眺めると、空には気球やパラグライダーを望み、川ではカヤックで楽しむ姿を拝むことが出来ました。ここバンビエンは若者に人気のスポットですが、帰国するためにはこの日のうちに首都ビエンチャンヘ移動しなくてはならず、再び新幹線乗り込みました。
駆け足のラオス視察となりましたが、当初のミッションは概ねクリアできたと自負しています。今後の支援について現場からの要望を聞くとともに、優先順位を決めて、コーディネーターの知恵と力を借りながら進めてまいります。
コプチャイライラーイ♬
2025.05.22 CSA事務局ラオス視察その1
成績優秀高校寮生 卒寮生・先生達と寮の前で 局長へお土産贈呈
サバイディー♬
山﨑事務局長、砂長事務局次長の2名は、5月13日深夜便でタイ・バンコクを経由し、ラオス・ルアンパバーンへ。現地到着は午後0時5分、ちょうど12時間のフライトです。閑静な小さな空港には、コーディネーターのチャオ氏、ヌーソン氏が笑顔で我々を出迎えました。今視察の目的は、支援しているサンティパープ高校寮3年生の卒寮を一緒に祝うことと、寄贈した3つの小学校を訪問し、必要な物資を届けることです。
まずは、サンティパープ高校寮へ、いつものように学生・先生たちが花道を作って我々の訪問を大歓迎。校長先生から日頃の支援への感謝と、学生たちが学業・スポーツに奮闘し楽しく寮生活を送っている旨の報告を受けました。式典では30名全員にCSAロゴ入り記念ボールペンと、成績優秀者に日本を象徴したデザインのタオル地ハンカチを贈呈しました。
その後、ルアンパバーン教育・スポーツ局にて、校長先生も同席のもと、寮の環境問題(トイレ・シャワー等)についての実態を報告。実のある意見交換となりました。局長も前向きに環境改善に取り組む、定期的に高校寮を訪れると約束してくれました。
ラオスは最低気温が、そのときの日本の最高気温と同じくらい。日中は半袖で全く問題ありません。また、雨季であり短時間ですが、必ず雨が降ります。初日は移動でさすがに疲れ早い時間に就寝、翌日からの3つの寄贈小学校訪問に備えました。
コプチャイ・ライラーイ♬
2025.05.12 「ベトナム難民50周年日本感謝デー」に出席



ボートピープル代表者挨拶 感謝の盾 23人を救助した船長
5月11日 JICA地球広場において、「ベトナム難民50周年日本感謝デー」が開催され、山﨑事務局長が出席しました。アジア連帯委員会の評議員であり、定期的に連携している日本在住ベトナム人協会よりご招待をいただき、各支部からの在日ベトナム人を含め、約200名の盛大な式典となりました。
実行委員長であるファム・タィン・リン氏(前ベトナム人協会副会長)は挨拶の中で、ベトナム戦争とボートピープルの悲劇、難民キャンプを通じて自由と希望が見えたこと、今、ベトナム人は誇りをもって日本市場に貢献している喜びに触れられ、結びに、日本政府、日本赤十字社、支援団体・個人に対し感謝の意を表されました。
式典には実際にボートピープルとして日本に定住された方からもお話しを伺うことができました。海賊や悪天候、悲惨な船内環境、餓死した仲間を海に葬るなど過酷な状況下で海を渡り半ばあきらめかけたとき、乗船していた23人全員日本の船に救出されたと涙ながらに当時を振り返りました。残念ながら、その船「甲山丸」の三井田船長は一昨年逝去されましたが、娘さんから父の思い出などをご紹介いただきました。
「CSAのあゆみ」にも掲載されているよう、CSAの活動はインドシナ難民・難民キャンプへの支援が発端となっていますが、その功績に対し感謝の盾を贈呈していただきました。お招きいただいたベトナム人協会にお礼申し上げるとともに、組織のますますのご発展、ならびに、次世代の子らへ祖国を愛する気持ちが受け継がれることを祈念いたします。